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みかんからのお知らせ

 

千葉市にあるカンナ訪問看護ステーションさんにお越しいただきお話しいただきました。病院勤務時に救急科にいたとの事で、たくさんのご経験をお持ちの方でした。

 

緊急を要する事案と判断する一つに人工呼吸器のアラームがあります。はじめに、人工呼吸器のアラームの種類と原因、対応方法をお話ししてくださいました。利用者様の痰などが増えてくると人工呼吸器のモニターでは「気道内圧上限」のアラームがなります。(アラームの設定には個人差があります)アラームが鳴る前には吸引をしてしまう事がほとんどですが、突然痰が呼吸に合わせて上がってくることもあり「気道内圧上限」のアラームがなることもあります。気道内圧を上昇させたままでは肺に圧損傷をあたえてしまうこともあるそうです。気道内圧上限の原因は先に述べた痰の貯留の他に利用者様側の問題としてカフ圧低下による分泌物のたれこみ、喘息発作、疼痛、不安などでも上昇するそうです。他に気管チューブ内で痰が固って狭窄や閉塞を起こしてしまい、吸引時にカテーテルが入らなくなる場合があるので、その場合は早急に医師に連絡をし気管チューブを交換する必要があるそうです。予防としては加湿を十分にして、痰が固くならないようにすることです。その他に呼吸器側の原因として、回路の狭窄、閉塞があった場合やウォータートラップの満水、回路内に水が溜まっているなどがあります。こちらも異音を聞き逃さない、定期的に機械周りを点検するなどの対応が必要です。

 

アラームの種類には「気道内圧下限」もあります。こちらは何らかの原因で吸気ガスを送っても気道内圧が十分に上がらない場合にアラームが鳴ります。こちらは回路のつなぎ目が緩んだり、外れたりした場合やウォータートラップのカップの装着不良、回路ホースに亀裂が生じている場合などあります。カニューレのカフ圧低下もアラームがなるので注意が必要です。カフ圧の低下の場合はご家族や看護師にエアの補充をお願いすることになります。

 

「気道内圧下限」の場合利用者側に十分な酸素が行きわたっていませんので発見時にはパルスオキシメーター等でSPO2を計り、酸素濃度が低い場合は早急に訪問看護、医師などに連絡をしていくことが求められます。

 

その後バックバルブの使い方を体験し今回の定例会は終了しました。バッグバルブも小児用、大人用で大きさや容量など用途によって違いがあるとの事でした。

 

ケアに入る際は、バックバルブ、パルスオキシメーターの場所を必ず把握し、呼吸器の周辺の状況など常に気を配るよう従事していくことを再確認した研修でした。

 

10月1日の研修

今年5月にも講話いただきました、ラビット歯科さんによる在宅療養患者様への口腔ケアの行い方をお話しくださいました。今回は歯科衛生士の久保さんがプロジェクターを使って基本的なお話をしてくださり、後半にはヘルパーからの質問に丁寧に答えて頂きました。

質問内容で特に時間を割いたのは、舌苔の除去方法についてです。とても詳しく解説して頂きました。舌苔を除去するには①水分の多い(タンパク質の少ない)口腔ジェルなどを薄く塗り②しばらく浸透させ③2~3回にわけて擦り取る。注意点としては一度に取ろうとすると舌を傷つけてしまうので無理に取らないようにするとのこと。

その他口腔内体操や唾液腺マッサージを参加ヘルパー全員で体験しました。この口腔内体操もALS等でご自身では動かすことができない方には舌をつまんでヘルパーが動かす事も有効との事でした。 

今回の定例会では質疑応答が多く、日ごろの疑問を解消する良い機会となりました。口腔ケアの重要性を再確認したので日々のケアに役立てていきたいです。

 


月1日の研修

人工呼吸器の解説、新型カフアシストの解説及び体験

今回は利用者様宅で使用されている人工呼吸器のメーカー元でもあるフィリップス・レスピロニクスの社員様にお越しいただき、人工呼吸器の解説等をして頂きました。同社で取り扱っている機種で一番多く出回っているトリロジーをお持ちいただき外観の説明、バッテリーの充電時間と使用可能時間の説明、モニターの見方、アラーム音の対処方法などを丁寧に教えて頂きました。

<バッテリーについて>

内部バッテリー3時間+着脱バッテリー3時間 予備着脱バッテリー(フル充電で)3時間バッテリー残量はバッテリー背部にあるチェックボタンで確認可能

 <吸気フィルタについて>

週一回水洗いし乾燥させたものを使用する。月に一回は中性洗剤を使用し洗浄、汚れがひどい場合は新品と交換する。

<アラームについて>

アラームが鳴っても焦らずに、モニターを見てどのような表示がされているか確認をし、利用者様の状況や機械、回路の異常がないかを確かめるようにする。人工呼吸器の近くには機械の取り扱い説明書や「アラームトラブルシューテイング一覧」があるので該当するものを実施する。

 その他に新型のカフアシストE70の解説をして頂きました。このE70は現行のカフアシストと大きく変わり、重量が11Kg あったものが4.3Kgに、アナログ使用だったものがデジタルになりました。実際このカフアシストは、医療行為なので私たちが実際に取り扱う事はありませんが、利用者様のお宅で実施している場面を見る事が多く、なじみのあるものです。今回は新しいE70を実際に体験さえてもらうこともできました。実際に体験すると、普段何気なくしている呼吸と人工的に送り込まれる呼吸とのタイミングが合わないや、肺が開いたようにスッキリしたと感想を述べるスタッフもいました。

 カフアシストの体験を待っている間にもう一つ、バッグバルブの空気量を計る計測器をお持ちいただいていたので、利用者様の普段の換気量がどれくらいの量なのかをバックバルブを用いて体験しました。両手で押すイメージが強いバックバルブですが、片方の手で軽く押すだけで、450ml〜550ml位の空気を送り込むことが出来るので、緊急時に片手でバックを持ち、片手で緊急要請をする電話などの対応ができると思います。

 このように今回の定例会では日頃のケアで一番よく関わる人工呼吸器について改めて勉強する事ができました。緊急時にもあわてることなく対応できるように各自復習していきたいと思います。

 

 

 


8月1日の研修

9月1日の防災の日を前にし、船橋消防署夏見分署から4名の署員の方に来ていただき、先に消防署員による手順の説明を受けました。そのあと21組で人形模型を使い胸部圧迫と人工呼吸とAEDの方法を学びました。

今回は15名の参加者があり、スタッフからの豆知識で胸骨圧迫ではリズミカルに行うのに童謡の『森のくまさん』や『うさぎとかめ』のリズムが良いなど、消防署員の方も知らないような情報や意見が飛びかうとても活発で有意義な定例会でした。

応急救護の手順

  1. 救護者発見、両肩を叩き耳元で声を3回かけ意識の有無確認

  2. 大きな声で周りに助けを求め、1人には意識がないことを119番に通報し戻ってもらうことを伝え、また、別の人にAEDを持ってきてもらう

  3. 救護者の呼吸の確認、6数えて呼吸の有無をみる

  4. 呼吸なしの場合、胸骨圧迫(両手の指を組み胸の中心に手根部をあて5cm程沈むように上からリズミカルに30回押す)と人工呼吸(左ひじを付き手をおでこに添え鼻を塞ぎ右手で顎を上げ気道を確保し口を覆うように息を吐く)2回をワンセットとし救急隊員が到着するまで続ける

  5. AED到着、機械の電源を入れ指示通りにする

 AED使用時の注意点

 ・パットは素肌に装着

 ・胸部の貴金属は外す(ネックレスやブラジャー等)

 ・体毛(胸毛等)は剃る


7月1日の研修

在宅難病患者一時入院事業(レスパイト入院について)の報告会

先日620日に行われたALS協会の会合で、レスパイト入院事業についての説明がありました。以前は受け入れ病院が少なく、本事業の実態が不明確な事もあり患者様の中では、このようなサービスがあること自体知らない方が多かったそうです。今回受け入れ病院が13病院に増えたことにより、もっとたくさんの患者様に知って欲しいとのことでした。

すでに本事業を利用されている患者様の中には頻繁に(入院可能限度、年度内3回)利用されている方もいるそうです。レスパイト入院では医療目的(胃ろう交換など治療・検査)は行えないそうですが、活用する事で介護者(ご家族)が休養を取る事ができ、介護負担の軽減にもつながるので、このようなサービスを利用できることは嬉しいことです。。しかし一方では、在宅と病院での環境・ケアの違いにより患者様にストレスとなり、体調を崩されたりする場合も少なくないと言います。ナースコールを鳴らしてもなかなか来てもらえない、呼吸器のアラームがなっても対処方法に手間取ってしまう・・・、忙しそうなので吸引をしてもらいたいけど言い出せない。このような経験で次回の利用を踏みとどまってしまうこともあるようです。病院側も専任のスタッフを増員したり、研修を行ったりと患者様の受け入れに力を入れていることも現実です。患者・ご家族の要望で実現したこの事業が、双方の負担が軽減し今後も発展する事を期待したいと思います。 

6月1日の研修

今回は、介護労働安定センターヘルスカウンセラーで理学療法士の猿田様をお招きし、介護職の職業病とも言うべき腰痛の予防対策についてお話していただきました。

腰痛と一言で言っても、急性的なものか慢性的なものに分けられ、その中にも直接腰を痛めるものや、その周辺の骨盤のゆがみからくる痛み、腫瘍が原因で痛みを感じる場合など実に様々あるそうです。ただ腰痛で病院へ行ったとしても、疾患名を診断されることは少なく、ほとんど場合「電気治療とマッサージ、湿布をもらって帰る」というパターンになりがちです。では、腰を酷使する介護職員が自分で自分の身を守るためにはどうすれば良いのでしょうか。猿田先生は資料を基に、普段の作業姿勢を見直すこと、インナーマッスルを鍛え筋肉をしなやかに動かせるように日ごろから、ストレッチ等を行うことを推奨されていました。インナーマッスルを鍛えるのは私たちが考えるような激しい筋肉トレーニングではなく、ゆっくりと呼吸をしながら腹筋や背筋に負荷をかけるだけで鍛えらるとのことでした。今回は限られた時間でしたが、脊柱模型で骨と筋肉、神経や靭帯の位置関係を丁寧に解説していただき、仕事中のちょっとした時間にできるストレッチも教えていただけました。介護職は厚生労働省の認める重労働に部類される職種です。自分の体を理解して永く健康に従事できるよう心がけていきたいものです。



4月研修

今回は、みかんの利用者様と接点のあるラビット歯科さんの歯科衛生士の森尻さんとコーディネーターの村田さんにお越しいただき、口腔ケアの必要性と普段のケアに取り入れたいケア方法などをお話しいただきました。

ラビット歯科さんでは、診療チームと嚥下訓練などを指導するリハビリチームがあるそうで、森尻さんは嚥下訓練や正しい口腔ケアを指導する事を主にされているそうです。プロジェクターを使い、頂いた資料も細かく書かれ、とてもわかりやすい説明をしていただきました。歯の模型を使い歯の磨き方も詳しく説明をしていただけました。

森尻さん自身もALSの患者さんに携わる事が多いそうで、筋力の落ちた方の口腔内の特徴をよく理解したうえで、ケアの提案をしていただきました。通常、私たちが使うような歯ブラシではなく、1本ブラシというものを使用すると、あまり開口できない方にも口腔内の視界を遮ることなく、細かなところまでケアすることが出来るとのことでした。最後に口腔ティッシュを一人一枚ずつ配って頂き、右と左の裏頬のマッサージで生じる痛みの違いを実験し、良く使う歯側の筋肉が緊張しているとのお話をしていただき、中からも外からの出来るマッサージの方法を教えてくださいました。これは利用者様にもすぐに実践できる内容でしたので、スタッフも真剣に聞いていました。

口腔ケアの話は奥が深いので一回だけの研修ではなかなか伝えきれないとのことで、今後も定期的な研修をして、続けていきたいと思います。


 3月研修

  新人研修の意味も込めて、再度アンビューバックについて学びました。 以下は、講師からの説明の要約です。

気道内圧は、気道内にかかる圧のことで人工呼吸器では、気道内が陽圧となり、圧外傷をきたす恐れがあるため、気道内圧の管理は重要とのこと。

 

②一回の呼吸で吸う量。正常は79mL/Kg(約500mL)で、アンビューバックを思い切って押すと約800 mL入るので注意が必要で、人工呼吸器で設定した換気回数(呼吸回数)が標準で15/min位なので、利用者様の状況により一回換気量、換気回数が違うので緊急時対応の為に確認しておくことが重要とのこと。

 

③アンビューバックを使用するときは必ずパルスオキシメーターにより、 酸素飽和度測定をしないといけない。

④緊急時のため移用者様近くにアンビューバックは常備することが必要で、接続部の清潔を保つために、ラップなどで包み清潔にしておくことが必要とのこと。

 

せっかくの機会なので、演習をしていただきました。

 

演習では、リズムを1・2・3・4・5と声に出して、アンビューバックによる換気を繰り返し、演習をかわるがわる行いました。

 

 普段疑問に思っているケアに関わる質問にも丁寧に答えて頂きました。

使用しない事態を祈りながら、知識として知っていることは重要性だと考えました。

2月研修

今回は、いろいろなヒヤリハットの事例を基に、対応について、グループ討議をしました。自分の思考回路では考えもつかないことなども提案され、視野が広がりました。日ごろから、問題意識を持っていることが危険回避にもつながると思います。

 1月研修

 今月は新年初めての定例会と、訪問介護みかんの開業8年目の節目の日でもありました。

 前半の部では社長より勤続5年、3年のスタッフに表彰がありました。

 後半の部では先日行われた介護福祉士資格試験の試験問題から数問ピックアップし、問題に挑戦してもらいました。介護福祉士の試験は年々難度が上がり、決まった範囲の中から更に、奥行きのある内容が出題されています。

 今回挑戦してもらった問題の中には、通常のケアやヘルパーとして兼ね備えている知識を引き出せる問題を実施しました。中々わかっていても忘れてしまっている内容もあるようでした。

 一口に介護と言ってもその業種や形態はそれぞれなので、全てを網羅するのは難しいことではありますが、基礎基本をしっかり思い出し、さらなる技術の向上を図っていき、スタッフ全員が共通の信念を持ち、利用者様に寄り添う介護を実現できるよう、定例会での内容を今後も有意義のあるものにしていきたいです。


11月研修

今回の定例会議はカネマタ薬局の高橋眞生様にお越しいただき、「眠剤と麻薬」についてのお話を中心に薬剤師の出来る事等お話して頂きました。

 まず睡眠のメカニズム、不眠をもたらす薬の種類と理由、睡眠障害についてのお話くださいました。睡眠薬にも種類があり、服用してすぐ効く薬については寝る準備が整ってから服用しなければ上手く眠りにつけない事、また夜中に起きてしまう方、朝方起きてしまう方等、種類により効果が違う事を伺いしました。眠剤は食後すぐ飲むと効きすぎる場合がある事や薬は肝臓で分解するためほかの薬との飲み合わせも注意が必要のようです。

 次に麻薬(医療麻薬)についてお話しいただきました。痛みのパターン、種類で処方が違うとの事。上手く鎮痛していくには、痛みの評価が必要で強さ、間隔、部位、性状、副作用等、目的を考えての投与が有効であるとのことでした。モルヒネについてのお話では、副作用の一つとして便秘があるが、逆に便秘しなければ効果は表れないとので下剤との併用が必須のようです。他吐き気等の副作用もあり充分な知識の上にしっかりとした管理で薬局では取り扱っているとの事をお話しいただきました。

 最後に高橋様より面白い事をお伝えしたいと、<抜け殻>というもので、ある錠剤は、形がそのまま便と共に排出されるとのこと。成分は身体に吸収しているようです。そういう薬もあると覚えてくださいとのお話でした。

10月研修

今回の定例会は吉野内科・神経内科医院の理学療法士、呼吸療法認定士の冨田真紀様にお越しいただき、ALS患者さんに推奨する運動について、お話及び実演をしていただきました。

みかんの利用者様のお宅にも、講師の同僚が訪問されているそうです。

ALS患者さんに推奨する運動ですが、まず、寝ていると内臓に肺が圧迫されるが、30度から45度以上のベッドアップを行うと、起こすことで内臓が下に下がるので、肺が広がり人工呼吸器関連肺炎の予防に良いとのことでした。表情筋マッサージはモーニングケアと一緒に行うと良いそうです。首の回りのマッサージでは、気切している方は感染、肉芽、気切孔周囲炎、気切孔拡大等注意が必要ですが、首のフォルダーで血流が悪くなるので、注意をしながら動かすことは必要です。 

腕の上げ下げなど、特に肩甲骨内転運動については、肩甲骨の内側の筋肉は張ってしまうので、手のひらで10回ぐらい押す、手のひらで押す方法については、ベッド上で実演をされ実際にヘルパーが体験をしました、そのあとで演習をヘルパー同士で行い、講師に指導して頂きました。肺ケアは、ヘルパーは出来ませんがポストリフト「(吸気介助)脊柱近くを吸気時に指先全部で持ち上げることで、背部の換気改善、吸気量増加、リラクゼーションに役立ち、主に寝たきりの方に活用できます。」などはグレーゾーンであるかもしれませんが、利用者にとってはした方が良い方もいるとのことでした。

  して良いこと、して悪いこと、利用者ごとのケアの違いが有ると思われますので、担当の理学療法士の指示のもと連携を図りながら、今後も苦痛軽減などのケアをして行くことが大事だと思いました。

 そのあと、社長より、平成21年1月より難病医療費助成制度が変わることについての説明がありました。年収によって自己負担額が違うことについて資料配布がありました。3年間の経過措置がありますが、介護職員としても少しだけでも制度を理解をしておくことも必要だと思われます。



9月研修

 今回の定例会議は心理カウンセラーの小山恭子様にお越しいただき、ヘルパーとしての基本姿勢、心理的援助についてのお話をしていただきました。

 

ヘルパーとしての心得は入社時にすべての職員に必須項目として受けてもらっています。

 

 しかしながら、みかんの就業形態の特殊性から家族との距離感や利用者様への対応等で馴れ合いが生まれ、トラブルに発展.することも考えられます。

 

そこで今一度外部の方から理想のヘルパー像を語っていただき、日の浅いヘルパーは視野を広げていただき、ベテランヘルパーにも再認識の場を持ちたいと思いました。

 

 小山様は心理カウンセラーの立場から利用者様の心理状態がどういうものか、いくつかの事例を出して頂き、一般的な対応や援助者としてのベストな対応までお話していただきました。

 

 なかでも「障がい者の方が最も困るヘルパーランキング」の話ではヘルパー同士顔を見合わせ苦笑する場面もみられました。

 

 これを機に各自新たな気持ちでケアに入れることと思います。

8月研修

 今回は株式会社東機貿様にお越しいただき、人工呼吸器の勉強会を行いま 

した。現在みかんのご利用者様は東機貿様の扱っているHT70HT50とフィリップス様が扱っているトリロジー、LPVを使われています。今回は初めて東機貿様にお越しいただきHT70の特徴や回路の構造、緊急時の取り扱い方など丁寧に説明して頂きました。東機貿様の扱っている人工呼吸器は加温加湿器がほとんど必要なく、回路構造が単純でメンテナンスが楽にでき、なおかつ機械の運転音がとても静かで呼吸器自体がコンパクなので外出など移動が楽にできるなどメリットが多くありました。

 

ただ、営業所が品川区にあるとのことでその点で千葉県内の利用者様の

利用率はほかに比べると低いとの事でした。

千葉東病院ではこの東機貿様のHT70を主に使用されているとおっしゃって

いました。今回の勉強会ではじめてこの呼吸器を見たヘルパーも多く、自

身が携わる利用者様の呼吸との違いを比べ次々と質問を投げかけ、

より理解を深めていていました。新人ヘルパーも何名か出席していました

が先輩ヘルパーにわからないところを質問するなど積極的に参加する姿が

見られました。

 

 

 

7月研修

 今月は、各利用者様毎に担当ヘルパーとサービス提供責任者がグループになりケアカンファレンスを行いました。

 

 利用者様やケアマネ、他事業所との連携の中で気が付いた事や新たな問題点、変更点などをサービス提供責任者から報告してもらい、その後各ヘルパーが日々感じている事やケアの内容で疑問に思っている事など情報交換をしてもらいました。

 

 短い時間でしたが皆さん自分の意見を述べる事が出来たようでした。いつもは電話や対面でもサービス提供責任者とヘルパーが11でしか話す機会がありませんが、他の人の意見も交えて話し合う事が出来たことはとてもいい会だったと思います。 

 

 今後も時間を作りケアカンファレンスや、ヘルパー間のコミュニケーションを図る場を提供していきたいです。

 

 

 

6月研修

 

 

弊社の喀痰吸引等研修の講師をお願いしている久良木 薫先生をお招きしました。前立教大学や城西国際大学で教鞭をとられていただけに、ユーモアにあふれ笑いも起こる和やかな雰囲気の中、あっという間の時間でした。内容は、「海外からみた日本の福祉・介護」です。まさに、ワールドカップに夢中になっている方がたくさんいる中、福祉の国と称賛されている国や、老後は自己責任でというさびしい国まで、まさに“介護ワールドカップ”のようにいろいろな国の実情をお聞きました。日本は、少子・高齢社会の道を進んでいますが、世界的には人口増加の傾向だそうです。現在、日本人の寿命が世界有数の状況に延びたのは、医療制度と検診制度の充実です。日本に生まれて、長生きしてよかった、いい終末だったとみんなが思える世界から注目される充実した介護の国でありたいものです。

 

 

5月研修 

4月の研修でも行い、好評でしたが勤務の関係で参加できなかったスタッフからの要望で今月もカニューレ抜去時における緊急対応の講義を行いました。講師は、ALS医療に数々の実績を持っておられる吉野神経内科医院の院長である、吉野 英医師にお願いしました。当事業所でも7名の利用者様の主治医を担当してくださっています。訪問時など先々でご指導もいただいております。

 

 カニューレ交換は目の前で見学したことがあっても、事故等で抜去してしまった場に出くわしたら慌ててしまいます。先生の説明を聞きながら、各自吸引人形のQちゃんを使って、呼吸を合わせながら、微妙な感触を体験しました。あってはならない事故に万が一遭遇した際、この些細な経験が役立つということではありませんが、何も手を出せなかったというくらい頭が真っ白な状態になることは少なくとも避けられると思います。まず介護者が落ち着くことで、利用者様にも心のゆとりが生まれることと思います。

 

起こりうるヒヤリハットの一つとして多くのことを学びました。

 

4月研修

日本ALS協会顧問 林 秀明先生をお招きして、ALS患者さんにとっては生命に関わるカニューレ交換について講義をしていただきました。日ごろからケアを担当していても、たとえ吸引の技術があっても、目前でチューブが外れたり、カニューレが抜去したりしたら慌ててしまうと思います。その時、医療職ではないから、自分は何もやらなかったではなく、やらなくてはならないという覚悟が必要ですというお話でした。医療事故は、絶対無いとは言えません。もしもに備えて、日頃から小さいリスのうちに必ずドクターと相談したり、カンファレンスの中で問題点を明らかにしたりして、クリアーにしていくことが大切だというお話でした。

 先生には、Qちゃん人形を使って、実際にカニューレ交換も行っていただきました。見たことがあるかないかでは、大きな違いを感じた貴重な研修となりました。

 

 

 

 



 

3月研修

みどりのまきば企画代表の玉浦氏をお招きし、日立製意思伝達装置「伝の心」の使い方、機能について学びました。みかんでは、以前も視線入力(眼球を使う)で意思を入力できる機器の講習をしたことがありました。

講習を受けてから、早速使ってみました。意思伝達装置を使う利用者にとっては単なるコミュニケーションを支える機器という意味だけではなく、見える・聞こえる・感じるなど自分の切実な思いを伝える手段です。その時の感動は、利用者にとっては生きる喜びを感じる一つの場にもなるかと思います。意思を受け取る側の周囲の皆様にとっても、共に生き、思いがつながっているという大きな実感になるのではないでしょうか。

みかんに勤める介護職員として少しでも意思伝達機器の使い方を知り、今後も訪問先の利用者が思いを伝え、周囲の方が思いを感じとるお手伝いができればと思います。

 


2月研修


2月で訪問介護みかんは、7周年を迎えました。設立時から働いている方もいますが、新しく仲間に加わった方も大勢います。

今月は、勤続5年目、勤続3年目の方々にそれぞれ記念品が授与されました。

今後も利用者様と支えるご家族のためにご活躍いただきたいと思います。

 

 

11月研修

 今月は、~死にゆく人へのサポート~という、医療・介護の現場では、避けては通れない重いテーマについて考えてみました。死を身近に感じている高齢者などご本人にとっても大切な問題ですが、見守る家族の方々にとっても答えを出すまでも、たとえ答えを出したとしても、思い考え悩む深い問題だと思います。

 介護職の立場では、訪問看護師などの医療職と連携を図りながら、ご本人の自己決定を尊重しながら、ご家族に寄り添っていくことが求められていると思います。”ご家族が、後悔を残さない介護”に少しでもお役に立てたらいいと考えています。

 今回は訪問看護師のご経験がある方を講師としてお招きしました。看取りという深いテーマに常に携わっている医療スタッフのお話は、出席者の心に響きました。

 

                                                           9月研修

 公益財団法人介護労働センター講師 吉田由加里氏をお招きし、「介護の現場で働くということ」という演題でお話を聞きました。

 介護職は専門職であるから、仕事に対するプロ意識を持って臨むことは当然必要ですということが、常にお話の中にありました。それでは、そのためにはどのようにしていったらよいのか。現場を持たれている方ならではの具体例をたくさん取り上げて、お話していただきました。コミュニケーションを上手に図ることは欠かせません。共感とは、傾聴とは、受容とは、介護の現場で信頼関係を築くのには大事な対応ポイントがあることを、丁寧に語っていただきました。お話の巧みさに時に笑いも起こり、あっという間の研修でした。

8月研修

 訪問看護師さんを講師にお招きして、介護職のできるマッサージの範囲について、講義を受けました。

日中、ケアに入ると、専門職が来訪してリハやマッサージをする時間帯に重なることがあります。介護職の皆さんは、それを見ることで大変学ぶことが多いようです。

一日をベッドで長く過ごす利用者さんにとって、体をさすってもらうこと一つで心地よくなる方は多いと思います。いろいろと限られた範囲の中で、介護職ができること、できないこと、それをわきまえて実施することとしないことでは、大きな違いです。危険な行為にならないようにすることを、改めて参加者は学びました。

 

まずは座学から、次に体験演習を行いました

 


7月研修

ALS等の医療的ケアのある方の在宅ケア体制づくりのフォーラム

    ~介護職員等による喀痰吸引から生まれる可能性~

 りべるたす様と共同開催になりましたが、当日は、たくさんの方が参加してくださいました。

 講演者は、医師・看護師の医療職、地域生活支援にかかわる方、障碍者のコミュニーケーション支援を行っている会社の方など、それぞれのお立場で貴重なお話をしてくださいました。時間が短い設定でしたので残念だったくらいです。

 在宅ケア対象者が医療的ケアを受けることは今後も多くなることが予想されます。地域で生活していくためには、医療職と介護職が連携して対象者の在宅を支えていくことが望まれます。第3号研修制度の生みの親とも言える厚生労働省障害福祉専門官である高木 憲司氏をはじめ、多くの専門家が一堂に集まり、医療的ケアの高い方の在宅に向けてのケアの課題や直面する問題についてお話をしていただいたことは、大変参考になりました。

 40分ほどの短い時間でしたが講演者のシンポジウムも開催され、貴重なご意見をお聞きすることもできました。

 参加者の皆様からも、役立つお話がたくさん聞けたと喜びの声が寄せられました。

下記のページも参考にしてください。

http://als-chiba.org/event/index.html

講演者
講演者
講演者シンポジウム
講演者シンポジウム

<フォーラムのお知らせ>

日時:7月27日(土) 12:30受付開始

場所:千葉市男女共同参画センター

   千葉市ハーモニープラザ内イベントホール

      千葉市中央区千葉寺町1208-2

主催:りベルたす&みかん

共催:NPO法人リターンホーム

演題:ALS等の医療的ケアのある方の在宅ケア体制づくりのフォーラム

    ~介護職員等による喀痰吸引から生まれる可能性~

 

  行政や医師などたくさんの方が講演します。

  パネルデスカッションも予定されています。

  ALSケアや介護職員等の吸引などにご興味のある方、

  患者家族の皆様、ご参加をお待ちしています。

  お申し込みは、ダウンロードしたのち

  ファックスでお願いします。

27日在宅体制づくり(H250627版).docx
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6月の研修

(第1部)

訪問看護ステーションの看護師さんを講師の迎え、

いろいろとお聞きしました。

介護職員がもっとも気になることは、利用者様の状態です。

ヒヤリハットについての質問にも、丁寧にお答えくださり安心して

万が一にも対応できる力をいただきました。

ハツラツとした元気からもたくさんのパワーをいただきました。

 

(第2部)

喀痰吸引等の研修(第3号研修)が、2回終了しましたが、まだ混乱しているのが実情ですので、説明会を開きました。

先人の努力が実を結び、長い間待ち望んでやっと出来上がった制度です。

基本研修が終わったあと、看護職員と介護職員が連携を図り、

利用者様宅で実地研修を終わらせていただければと思います。

認定特定行為業務従事者(第3号)を目指していってください。



 



看護師さんのお話
看護師さんのお話

 5月の研修

 日本ALS協会千葉県支部事務局長 川上純子氏を講師にお招きし、ALSの病気の理解、患者さんの日常生活、ヘルパー吸引に至る現在までの歴史、様々な喀痰吸引器についてなどご自身の経験を交えながら、語っていただきました。

短い時間では語りきれない25年間の活動のほんの一部についてお聞きしたあっという間の1時間でした。

介護職員募集中

 

介護職は訪問のヘルパーです。

難病の利用者の方が多いです。 

 

第3号研修を受講して、喀痰吸引等の医行為ができる介護職を目指します。

長く働くお気持ちのある方を希望しています。

 まずは、お電話をお待ちしています。

 

℡047-425-0559

 

 


4月の職員研修

意志伝達装置の入力に使われる様々なスイッチについての講習を受けました。講師は、みどりのまきば企画の代表、玉浦氏です。

スイッチにはいろいろあり、僅かな力でも動くタイプのものから、力の加減をしなくてもよいもの(蹴飛ばしたり押したりも可)、光電センサータイプがあります。

利用者さんの残存能力を見極め、使い勝手のよいスイッチを選択することが大切だとお話されていました。

 

視線入力装置も体験しました。

初めに目を合わせて装置に自分の瞳を感知させ、画面の文字盤を追っていくと、伝えたい文字の入力ができる機械です。

4秒くらい入力したい文字を見つめていますが、意に沿う文字を入力することはなかなか難しい作業でした。自分では見つめていたつもりでも、違う文字を感知してしまいます。使いこなすには、少し練習が必要なようです。

 

 

 

案内板を設置しました

入口の案内板にポスターを掲示しました。

階段を昇ると、エントランスに出ます。

インターホンで1102を押してください。

 

訪問の際には、まずお電話をください。

 

 

  2月の職員研修会

バッグバルブマスク(通称アンビューバッグ)の使い方について話を聞きました。講師は日本ALS協会千葉県支部の 梅田委員に依頼しました。

 停電時や機械故障などのもしも・・・に備えて知識を持っておくことは大切です。皆、熱心に聞き入っていました。


おかげさまで、訪問介護みかんは        設立5周年を 迎えることができました

 訪問介護みかんが、設立5周年を迎えるにあたり、ささやかな記念パーティーが1月に開かれました。設立当初から共に働いていた人もいれば、少し前に仲間に加わった人もいます。5年勤続功労者、3年勤続功労者には、記念品が贈られました。

 

 その日の晩に夜勤という方や夜勤明けというヘルパーさんもいましたが、こんなにたくさんの介護従事者が集まったことで、一部の利用者様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。

 

お蔭様で一同、皆そろって和やかなひと時を過ごすことができました。ありがとうございました。

今後とも訪問介護みかんをどうぞよろしくお願いいたします。


訪問介護 みかん正面看板
訪問介護 みかん正面看板